
メダカ飼育のためのフィルター
メダカの屋外飼育では基本的にフィルターを設置しないので、
室内の水槽で飼育する場合の話です。
水槽内に大きな流れが出ないフィルターしましょう。
メダカは自然界では結構流れのある場所でも生息しています。
しかし、川の流れと水槽の中なかの流れは違います。
川の流れなら、メダカは疲れたら流れの緩いところにいけばいいんですが、
狭い水槽の中の流れでは、流れの緩い場所が限られるので、
常に流れの中を泳ぎ続けなければいけなくなります。
そして水槽の中の流れは、縦方向の撹拌ができるので、
自然界ではあまりない水の流れができます。
メダカが、泳ぎにくい流れの中を泳ぎ続けることになるので、
水槽内に強い流れを作らないようにしましょう。
小さな水槽ほど流れが早くなりやすいので、注意が必要です。
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エアリフト式のフィルターなら、空気の量を少なめにして、
水槽内の水が撹拌しないようにしましょう。
投げ込み式フィルター、スポンジフィルター、底面濾過などがこれにあたります。
よく使われる外掛け式のフィルターは、水の流量を絞って使います。
流量を最も絞っても水槽内の流速が早くなってしまう場合は、
フィルターの流出部に、スポンジや綿を置いて、
そこから水が染み出るようにすると流速を抑えることが出来ます。
浮草を多く浮かべたりして、流れを分散させるのもいいですね。
以前、アフリカンランプアイという、熱帯性のメダカを飼育していた時、
比較的早い流れが好きなことを知っていたので、
スポンジフィルターを使って水面に流れを作っていました。
しかし、今思えば水槽の水が撹拌されて縦方向の流れができたせいで、
いっつもランプアイたちは、隅っこで固まっていました。
10リットル程度の水槽だったので、流れが速くなりすぎたんですね。
メダカがいつも水槽の隅にいて、じっとしていたりしたら、
水槽内の流れが強すぎるのかもしれません。
濾過に関しては、ゆっくり水が動いていれば十分ですから、
流れを抑えてみるといいかもしれません。
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